こんな私と、あんな彼。
『ダメ。』


「えーじゃ明日!」


『無理。』


「んじゃ明後日!!」


『今度な。』


「ちぇー。絶対今度行かせろよ。」



自分ち戻ったらな。


「翔〜。」


『ん?』


「あのさ、あたし今日結衣んちでご飯食べてくから、お母さんにウグッ…。」



『お前それ言ったらバレんだろ…?』

俺は慌てて美羽の口を塞ぎ、美羽にしか聞こえないように言った。

「………はぃ。すいません。」


『分かったから。』


「じゃよろしくね!じゃっ。」




はぁ…あいつ自分でバラしそうになってるし。馬鹿だろ。
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