こんな私と、あんな彼。
あ。
久しぶりに…ちゃんと美羽の顔見れた。
声聞けた。
好きって気付いてから、俺の目になんて可愛く映ってくるんだろう。
なんて澄んだ…声を、してるんだろう。
『何で、俺を避けんの?』
「べっ別に………避けてない…よ?」
嘘つけよ…
『お前に避けられると俺。結構へこむんだけど?』
やべっ!気付くなよ?この言葉の意味…………
「う…ん。ごめんね?なんか、恥ずかしく…なっちゃって、ね?うん。…………………あーもぅ!」
…?
それは………意識、してるってことか…?
美羽はまた真っ赤になって、手をいじいじしている。
…////
可愛すぎ。
俺はたまらなくなって、
「きゃ!………し…ょう……?」
抱きしめた。