こんな私と、あんな彼。

『よし、行くか。』


「…ぁ、あのし翔!…………」



何だ?
美羽がなんか
繋いでない方の手で、モジモジしてる…






「…バレンタイン。忘れてごめんね?」



……それか。


俺は美羽の頭をポンポンし


『いいよ。お前がいるならそれで。』



てかなんだかんだ遅刻しそうな時間だ…










俺は赤くなった美羽の手を引っ張り小走りで学校に行った
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