こんな私と、あんな彼。
「なんだお前ら?誰も手挙げねぇのか…?じゃ、今日八日だから。三番と五番の奴。出てこい。」
そんな決め方かよ
緊張しているのか、同じ手と足を前に出しながら前に出る
背の高い、眼鏡のおとなしそうな男子と
怠そうに出てくる綺麗系の女子
「おし。話し合え。」
「え〜っと、学級委員なっちゃったからには頑張っちゃおうと思います!海野 雫です♪」
元気な明るい子だな
「え…えぇと……天寺 泰地で……す。ぁのよっ……よろ」
「こ奴は頼りにならなそうなので、あたしが話進めます。ほら、天宮は書きとめときな。」
「…俺天寺……」
「まず、借り物競争出たい人ー」
「………」
天宮、弱いな!