遠くにいる君に。












「あ、結菜!」







私が公園に着くと、そこにはすでに日向がいた。







「は、速いね。」





日向の横には、日向の黒い自転車がおいてあった。






「うん。女の子待たせるわけにはいかねーから。」





なんていって、ははって笑ってた。








「よし、じゃベンチ座る?」





日向がそういったから、コクンとうなずいた。










「……結菜?なんかあった?」





日向が優しい声で私に聞く。





ベンチに座ってしばらくたった頃だった。









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