遠くにいる君に。
「お、おばさんとおじさんと話せたの。私の今まで感じてた、おばさんたちへの負い目のこととか、おばさんたちの本音とかも聞けて、私も今までのわだかまりのこととか話せて、それで、おばさんたち気にしないでっていってくれてね、私って言うあの子にとっての大事な存在がいることが、嬉しい、とまでいってくれてね………」
「うん、それで?」
日向はいつもの優しい笑顔で私を見ていた。
私は頬が熱くなるのを感じた。
こんなこと、今までなかったのに。
「そ、それでね、心にあったわだかまりがすーって消えていく感じがしたの………そういうのも全部、全部、日向がね、おばさんたちに私の想いを伝えてくれたお陰だよ。……ありがとう。日向がいてくれて良かった。
そ、それが言いたかっただけなの。」