遠くにいる君に。








「あ…っ」




女の子が足を滑らせて、どすんっとその場に転んだ。




助けるべく走り寄ろうとすると、お兄ちゃんなのかなんなのかわからないけど、



一緒にいた男の子が手を握らせて立ち上がらせたところだった。





泣いている女の子を慰めながら男の子は女の子の手を引いて帰っていった。







< 112 / 132 >

この作品をシェア

pagetop