遠くにいる君に。







「へえ、結菜の周りにもいたんだな、俺とおんなじ名前の人。


…って、だった?って?今は違うの?」








びくりと肩が揺れた。






思いも、心も、







揺さぶられた気がした。












「それ、は………」









「聞かないであげて。」






気付くと、隣に里香ちゃんがたっていた。








「は?…わかった。結菜、ごめんな。嫌なことだった?


…で、君は?」







「南里香。」






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