遠くにいる君に。









「…大瀬日向です。結菜これからもよろしくな、だって…。


里香ちゃん。私、返した方がいいのかな?でも私、お父さんとお母さん、陽向と里香ちゃんしかメールしたことないよ」









「それは結菜がしてないだけでしょー?

ほら、貸しなさい!あたしが打ってあげる!」








い、嫌な予感。










しばらくかちかち打っていた里香ちゃんだけど






突然にんまり笑って私に携帯を見せてきた。






「じゃーん」








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