遠くにいる君に。











「…うん、見る。」









陽向のお母さんに日向が貸そうとしてくれている漫画を借りることもできるけれど





日向があまりに必死だし、こんなに借そうとしてくれてるんだからと思い、借りることに。










「まじ?

まじでおもしろいから!続きの巻とか貸すからな!」





「うん、日向ありがとう」











日向と過ごしてきて私は前みたいに笑えることが多くなった気がする。







それはお母さんもお父さんも喜んでいた。





でも日向の名前を言うと"陽向くん"と重ねてしまうからと名字で呼ぶようにいった。











< 32 / 132 >

この作品をシェア

pagetop