遠くにいる君に。









陽向と日向は違うのに。








けれど私は2人にそれをいうことができない。







私も2人と、同じだから────。
















「あ…里香ちゃんにも、貸しても、」







「いいよ。ていうかあいつ、どこいったの?」







「あ、和泉くんに呼びだされて…」






「げっ、和泉いつのまに南のこと好きだったわけ?」








「…え、告白、なんだ。今、里香ちゃん」







「え、結菜わかってなかったの?」






「うん」






じゃあ、私と一緒にいてくれる時間も少なくなるかな、なんて考えてたら



少しさみしい。







< 33 / 132 >

この作品をシェア

pagetop