遠くにいる君に。




「それにさあ、お前は悪くないじゃん!


悪いのはトラックの運転手なの!違う!?」




「ちが、くない…」




「だろ!?なら、そんな失笑すんなよ!最後まで、結菜に思い出を、思い出してほしい!って思ってた陽向はどうなんの!?お前ともう一回思い出のなかみたいに笑い合いたいから、水仙を選んだんじゃねえの!?お前がいつまでもそんなんで、陽向が、かわいそうだ!」





日向は、私にむけて怒った。



いつまでも彼に、





陽向に許しを乞う私に。












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