遠くにいる君に。
「死んじゃったんならさあ、それは仕方ないじゃん!全部、ドライバーが悪いの!お前は、悪くないの!」
「でも!許せないの!
陽向を轢いた犯人は今もどこかで、のうのうと生きてる!私は、それが許せない!でも、私は、多分一番私が、許せない……
陽向の死は、仕方ないなんて言葉じゃ、私にとっては片付けられないの!」
まだ、後悔が渦巻く。
陽向に対する後ろめたさが、消えない……。
「だから!お前がわるいんじゃない!お前がそんなんだから、陽向はいつまでもお前のなかから、離れられねえんじゃねえの!?
頼むからさあ……っ
そんな自分をせめないでくれよ……もう、苦しんでる結菜は、みたくない」