大嫌い…だけど、好き。
detestable 1
大嫌いな君
「オレのこと、好きだろ?」
私の耳元で甘く囁く彼。
その声には、いつもより色気があってドキドキしてしまう。
「…好きだよ」
「ならさ、お前からオレにキスしろよ」
ニヤリと怪しげな笑みをして言う彼。
私の彼はちょっと強引だ
「むっ、無理だよ…」
「じゃ、いいよ。オレがするから」
そう言って、顔を私に近づけてキスをしてくる
何度も、何度も…
その一つ一つのキスは、とても優しくて…
私は彼のキスは嫌いじゃない。
むしろ好きかな。
「もっと…して…?」
私は今日も、彼を求める。