甘いキスのねだり方
ぐいっ‼‼


弥彦の腕を思いっきり掴んで

部屋に引っ張り入れた



「なんで、そんな扱い荒いねん?

どっぷりバイトして

疲れて帰ってきてんねんで〜」



「疲れてるなら

いいものあげるよ!」


弥彦を椅子に座らせる


「どうぞ召し上がれ」


あたしはすぐ食べられるように

マフィンをフォークと一緒に

お皿に乗せて机の片隅に用意していた


「気利くやん!ありがとう♫」


時間をかけて作ったマフィンも

疲れて帰ってきた食べ盛りの男子には

パクパクとテンポよく食べられる


あたしはその間にインスタントの

紅茶ラテを入れてお皿のそばに置いた
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