不機嫌なアルバトロス
―今、何時だろう。
もう何度目かわからない。
ベットの中で、私は浅い眠りから目を覚まし、枕元にある携帯で時間を確認した。
まだ、朝の4時50分、か。
パタン、と閉じて寝返りを打つ。
昨日の昼過ぎの光景が、目を閉じると浮かんできて、眠れない。
このまま、朝が来なければいいのに。
なんだか、ずっと、横になって、ぼーっとしていたい気分だ。
さっきから、日曜日のことを思い返すばかりで、先に全然進めないから。