不機嫌なアルバトロス
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―今、何時かな。
「タカ。もうやめとけよ」
お酒を勧められるまま飲んでいると、バーテンダーのおにーさんが隣の男を止める。
「なんでだよ。まだ大丈夫だって。な?カノンちゃん?」
「あい。まだいけますれす」
会場の熱気も手伝って、私の頬は火照っている。
大分朦朧としている頭の中で、自分でもわからないけれど、一本の線で意識が繋がっているような感覚。
わかっちゃいるけど、帰りたくなかった。
まだ、誰かと一緒に居たい。
―今、何時かな。
「タカ。もうやめとけよ」
お酒を勧められるまま飲んでいると、バーテンダーのおにーさんが隣の男を止める。
「なんでだよ。まだ大丈夫だって。な?カノンちゃん?」
「あい。まだいけますれす」
会場の熱気も手伝って、私の頬は火照っている。
大分朦朧としている頭の中で、自分でもわからないけれど、一本の線で意識が繋がっているような感覚。
わかっちゃいるけど、帰りたくなかった。
まだ、誰かと一緒に居たい。