またあなたに初恋します

「2人とも球場いく時間!」

「あぁ行ってくる」

「勝ってくる!」

2人を見送って

「姫ちゃん!好き!」

「あたしも進君好き!」

「あらら、好きってもう言えるの」

「いいわね、好きって素直に言えて」

「まだわかんないわよ」

「大丈夫よ、あの2人が運命の2人ならね」

「友美と雄大みたいにね?」

「もう!優子と慎吾もでしょ!」

夜になると決まって

「ママ!あれ読んで〜」

姫があたしの布団に来て

「また〜」

そして今日もあの手紙を読む

「俺の運命の人だと信じています」

「進君は姫の運命の人〜?」

「どうかな?姫はずっと好きでいられる?」

「わからな〜い」

「ふふふ、そうね〜まだわかんないかな〜」

運命の人多分それはなかなか見つけきれられない

だけどきっと出逢う

それが運命の人

今日も誰かが誰かに初恋をして運命が産まれる

あたしの初恋はまだ続いてる

「好きだよ雄大・・・」

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