またあなたに初恋します

ご飯を食べて、お風呂に入り自分の部屋に戻ってくると机の上にある沖君からの手紙に気づいた。

封筒を開けて手紙を読みはじめる。

『中村さんへ

急に転校することをいえなくてごめん、きっと言葉にすると辛くなると思ったから。

昨日の告白本当に嬉しかった、僕も中村さんのこと好きだったから。

初めておんなじクラスになった時から好きでした。だけど、なかなか話す機会がなくて

好きな女の子だからなおさらどきどきして、そんな時中村さんに保健室へつれていってもらって

仲良くなるチャンスだと思ったんだ。それからは毎日が楽しくて、放課後の勉強会も

時間が一瞬のようにはやくて、勉強の話しかできなくて、本当は毎日可愛いなって思ってたんだよ。

言葉にするのが恥ずかしくて、中村さんに嫌われるのが怖くて。

もっと早くに僕から好きって言えばよかったって思ってるよ。

昨日もいったけどもう一度会うことができたなら今度は僕から好きって言います。

中村さんが僕の運命の人であると信じてます。』


手紙を読み終わるとまた涙があふれてきてとまらない。


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