またあなたに初恋します
休み時間になると沖君の周りにみんなが集まり盛り上がっている。
「すごいわね、イケメン君まるで前からいたみたいね。」
「そうだね・・・」
「とも〜、数学の宿題うつさいてくれ!」
「まったくちょっとは自分でやらないとまたテスト赤点だぞ慎吾!」
「テスト前にはちゃんと勉強するさ」
「慎吾終わったら次私の番ね」
「おう、了解!」
「まったく、2人ともテストが心配だわ友達として・・・」
「友美先生がいるから大丈夫よ!ね、慎吾」
「そうそう、なにせ学年トップの成績だからな、まさに大船に乗った感じだ」
「まったく・・・」
今でこそこんなに会話できるが中学に入った頃の私は誰とも話すことができなかった、そんな時に声をかけてくれたのが優子。
そして優子の幼なじみだった慎吾も自然と入ってきて今では3人でいることが多い。