またあなたに初恋します
次の日の朝
「はあ〜」
「おはよ!とも〜、お互い毎日大変ね」
優子が肩をポンと叩きながら、隣に並んできた。
「おはよ!優子もね・・・。」
「どうかしたの友?」
「優子って好きな男子いる?」
「ん〜、最近はいないかな〜、あ!でも・・・」
「でも?」
「リアルに沖君が気になってるかな?」
「え?」
「かっこいいからね〜、でもライバル多いわよ〜」
「そうだね・・・」
「なによ、友もしかして好きな男子でもできたの?」
「そんなんじゃないけど・・・。」
「友も沖君が気になってたりして」
「ちがうよ!」
つい大きな声が出てしまった。
「そっか、友が恋愛系の話するからてっきりそうなのかと」
「ちがうよ!昨日見たドラマが恋愛系のやつだっただけ!」
「そっか」
「それより、急がないと慎吾みたいに遅刻しちゃうよ!」
「え!やばい、急ぐよとも!」
「はいはい!」