またあなたに初恋します
「今度の土曜日沖君と映画なんだ!」
優子が寝癖をなおしながら楽しそうに話している。
「そう・・・、」
「わたしから誘ったんだけど、緊張するわ」
「楽しんできてね・・」
「うん!」
わたしの言葉はどこか冷たいそれは言ってる自分でもわかってる。
素直な言葉を口にすると優子を傷つけてしまうってわかっているから、胸の奥へとしまいこむ・・・
「でも、土曜日は雨らしいから傘は忘れないようにね!」
「うん、わかった、ともには夜報告するかね!」
「はいはい、まってる、じゃあ教室戻ろっか」
そういって教室へ戻った