またあなたに初恋します
予想外デート
三日ぶりの部活
今日も慎吾と沖くんの四番とエース対決は沖くんの勝ち
「あかん!やつを打たないと四番じゃいられん!」
「同じチームメイトなんだからいいでしょ、まったく」
「いや!今はいいけどやつが他のチームにおるときのことを考えるとやな、毎日勝負出きる今のうちに攻略せなあかんねん!」
「まったく本当にあんたは野球のこととなると負けず嫌いよね」
「当たり前や!野球ではだれにも負けたくないぜ」
「まったく勉強もそれくらい頑張りなさいよ!」
「野球に学力は関係ないからええねん!」
「まったく」
「そや!話は変わるけど、ともは土曜日ひましてるかぁ?」
「なによ、急に?土曜日はとくになんもないけど?」
「ほな、祭りいかないか?」
「え?」
急な展開に驚いてしまった、慎吾から祭りの話なんてないって思ってたから。
「あかんかったらええねん」
「いいわよ、別に」
「ほんまか!」
土曜日は優子と沖くんのデートの日だからたぶん何かしてないとおかしくなってしまうから。
「でも、なにもなしってのもねぇ~」
「なんや?」
「土曜日までに沖くんからホームラン打てたらいってあげる」
「土曜日までって今日木曜日やぞ!」
「頑張ってね、四番!」
「やったろうやないか!」
無理な要求にヤル気満々な慎吾、あんたが私を祭りに誘うのってやっぱり…