またあなたに初恋します
次の日、
「ともも、明日慎吾とデートなんだって?」
「な!違うわよ、慎吾が沖くんからホームラン打ったらって話!」
「また、無茶な要求を」
「まぁ無理でしょね」
そういった次の瞬間だった
かきーん!離れててもわかってしまった。ホームランだ、打ったのは…
「やったで!」
やはり、慎吾 打たれたのは、沖くん!
「えー!」 優子と私は二人で驚いてしまった。
「どうしょう!優子、本当に打ったわあいつ」
「潔くお祭り行くしかないわね、とも」
「そんな~」
打った本人もダッシュでかけよってきた
「明日祭りやからな!」
「はい、はい、わかりましたよ。まさか本当に打っちゃうとわね」
「当たり前や!」
「いっとくけどデートなんかじゃないんだかね!」
「なにいってんのとも、男女がお祭りなんてデート以外のなんでもないわよ?」
「そうやな!」
「もう、ふたりとも!」
こうして慎吾とのお祭りデートが確定してしまった。