またあなたに初恋します

次の日、

「ともも、明日慎吾とデートなんだって?」

「な!違うわよ、慎吾が沖くんからホームラン打ったらって話!」

「また、無茶な要求を」

「まぁ無理でしょね」

そういった次の瞬間だった

かきーん!離れててもわかってしまった。ホームランだ、打ったのは…

「やったで!」

やはり、慎吾 打たれたのは、沖くん!

「えー!」 優子と私は二人で驚いてしまった。

「どうしょう!優子、本当に打ったわあいつ」

「潔くお祭り行くしかないわね、とも」

「そんな~」

打った本人もダッシュでかけよってきた

「明日祭りやからな!」

「はい、はい、わかりましたよ。まさか本当に打っちゃうとわね」

「当たり前や!」

「いっとくけどデートなんかじゃないんだかね!」

「なにいってんのとも、男女がお祭りなんてデート以外のなんでもないわよ?」

「そうやな!」

「もう、ふたりとも!」

こうして慎吾とのお祭りデートが確定してしまった。
< 41 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop