またあなたに初恋します

次の日、慎吾との待ち合わせ時間まであと一時間、あまり天気はよくない。

「お母さん、浴衣の着付け手伝って~」

「はい、はい、でも、あなたが浴衣着てお祭りなんて珍しいじゃない?デートなのかしら? 」

「罰ゲームみたいなものかな」

「なによ?罰ゲームって」

「色々あるのよ学生にも」

「そうなの?でも、雨が降りそうよ」

「お祭り終わるまでは大丈夫だよたぶん」

「はい!できたわよ、とても可愛いじゃない」

「ありがと、お母さん」

「じゃあ、行ってきます!」

外に出るとやはり私みたいに浴衣姿の女の子達がお祭りに向かっている。

「慎吾のやつちゃんと来てるでしょうね、来てなかったら帰ってやるんだから!」

そういいながらお祭りへと急ぐ私

すると、

「きゃ!」

誰かとぶつかってしまった。

「すいません、大丈夫ですか?」

「あ、はい。こちらこそすみません」

「あれ?ともじゃない!」

「優子!」

ということはぶつかったのは沖くん

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