またあなたに初恋します
なにやら慎吾は目当ての景品があるのか、もう三回目
「ねぇ?なんかほしいものでもあるの?」
「あぁ、これだけはどうしても今欲しいんや!」
三回目も結局駄目、すぐまた四回目をやる慎吾
「これで最後にしなさいよ!ほかにも待ってる人いるんだから」
慎吾の後ろで小学生くらいの男の子達が待っている。そんなことにも気付いてない慎吾
「わかった」
そして最後の一発
「よっしゃ!」
「え?当たったの?」
「ほら!ともにやるよ」
「え?」
そういって渡されたのは大きな向日葵がついている髪どめだった
「もしかして、私のために?」
「通りかかったとき目に入ってきてともに似合うって思ってな」
「ありがと、慎吾」
今日の慎吾はめっちゃかっこいい、普段は慎吾相手にどきどきすることなんてないのに
「つけてやるよ」
そういって私と慎吾の距離が近くなって、慎吾の指が私の髪に触れる、。