またあなたに初恋します

「じゃあ、四人で花火見ようよ」

「そうやな」

「うん、そうだね」

慎吾とつないでいた手を振りほどいて優子のそばへ駆け寄る

「本当によかったのか、慎吾?」

「なにがや、沖?」

「本当は中村さんと二人で花火見たかったんじゃないのか?」

「まぁな、でも、みんなで見た方が楽しいやろ?」

「そうだな」

「早くしないと良い場所無くなるわよふたりとも!」

『わかった!』二人同時の返事

そして、四人花火が見える高台で花火が終わるまで一緒にはしゃいでいた。

「花火すごかった~」

「うん、とても綺麗だった~」

花火が終わってもテンションが覚めない私と優子

「ほな、帰りますか?」

「うん」

「帰る方向は私と慎吾が近いし、友美と雄大が家の方向おんなじだから別れて帰るのはどう?」

「そやな、あまり遅くなるのも危ないしな」

「う、うん、そうだね」

「わかった」

こうして私は沖君と帰ることとなった。
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