またあなたに初恋します

「慎吾の彼女にはなれない・・・、慎吾の気持ちはすごく嬉しいけど」

「そうか〜あかんか・・・」

「ごめん、やっぱり慎吾は大事な私の友達だから」

「それ以上になることはないんか?」

「それは・・・わかんない」

「まだ俺にもチャンスはあるってことやな」

そういってニコッと笑う慎吾

「なんでそうなるのよ!」

「一回好きになった女をそんなに簡単に忘れられるか!」

「もう!声でかい!」

「それに・・・」

「ん?」

「友美は俺の初恋やからな」

その言葉にドキッとしてしまった

「そ、そう」

恥ずかしすぎてうつむく私

「そやで、俺の初めての一目惚れ、初めての告白の相手それが友美や」

「ありがと、慎吾」

< 57 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop