またあなたに初恋します
「まだ、諦めんからな!」
「もう!」
「ほな、今後もよろしくな、友美のことを好きな男子として大事な友達として」
「・・・うん」
「よし、じゃあまた明日な、俺はもう少しここにおるから先に行ってええで」
「わかった、じゃあね」
「おう」
そういう慎吾の声は少し震えていて顔を見られまいとグラウンドの方を見ていて
慎吾を一人教室に帰ってきた私
「優子?」
教室には優子がいた
「どうだった?」
「うん、彼女にはなれないって言ってきた」
「そっか、慎吾のやつ振られちゃったか〜」
「待っててくれたの?」
「まあね、じゃあ帰りますか?」
「うん・・・」