またあなたに初恋します
「じゃあ、お守り買いに行ってくるね」
「うん、よろしくね」
優子と別れてお守りの売っている神社に向かう途中で
「ね〜君一人?俺たちと遊ばない?」
「ごめんなさい、急ぐんで」
多分、地元の高校生って思う人たちに絡まれて
「いいじゃん、少しでいいから」
強引に腕を掴まれて
「嫌!やめてください!」
「いいから、来いよ」
力任せに引っ張られて抵抗してるけど男の人の力に勝てるわけが無くて
「やめて!」
そう叫んだ時
「友美!」
沖君の声がしたと思って目を開けると目の前に沖君の背中があって
「沖君・・・」
「なんだお前?」
「お前らこそなんだ女の子一人に四人か?」
「中坊がいきがってんじゃねー」
「沖くん!危ない!」
目をつぶってしまい恐る恐る目を開けると
「遅いよ?」
高校生の拳を受け止めていた沖君が言う
「な!」