またあなたに初恋します
「調子に乗ってんじゃねー」
もう一人がすかさず沖君の横から殴りかかって来たその瞬間
「うわ!」
その高校生はその場に転けて
「え?なにが?」
「友美と雄大になにしてくれてんねん!」
片足を宙に浮かせた慎吾がいて
「慎吾!」
「怪我はないか?友美」
「うん、大丈夫」
「なんだお前ら!2人で勝てると思ってんのか?」
すると沖君が
「中村さん少し離れててくれるかな?」
「そうやな、友美は安全なとこに行っとれ」
慎吾と沖君が私の前に立って言う
「うん・・・」
「まったく、よその県の中坊はしつけがなってないな」
「いいや、これでも学校じゃ優等生ですよ、先輩方」
「わいはちゃうけどな」
「生意気な口聞いてんじゃねー!」
「中村さん先生にはこの事内緒にしてね」
沖君が私に方を見てニコッと笑って言った