またあなたに初恋します
優子は慎吾の隣をピッタリとついて歩いてるし
「優子ったらもう!」
「慎吾にぴったりだね」
自然と沖君と並んで歩く形になって
「うん、沖君昨日は本当にありがとう」
「いや、中村さんに怪我が無くて良かった」
「沖君が喧嘩強いなんて知らなかった」
「まあ、男は強くなきゃね好きな子ぐらいは守れないと」
「そうだね」
ドキドキして顔が少し赤い私
「転校してもやっぱりすぐ人気者になった?」
「・・・そんなことないよ」
なんか気まずい感じ
「お〜い、2人ともはやく!」
優子が前で手を振りながら呼んでいる
「急ごうか?」
「うん」
そのとき沖君のカバンに昨日もらったお守りがついてることに気がついて
「あ!」
「どうしたの?中村さん」
「いや・・・なんでもない」