俺とおばあちゃんの不思議な関係
お『まぁ、気付いたのは途中から

だけど。あれだけの視線を感じた上に

この近辺であんな足音たてられる人間は

居ないからね』


俺は

(どんな足音だよ…)

とも思ったが、それよりも疑問に

思ったことがあった。


たなかな


『まさか、足音だけで誰が来たかが分かる

のか・・・?』


おばあちゃんはチラッと

こっちを見ただけだけで何も反応を

返さなかった。


いや、その表現には語弊がある。

正確には大きなため息を

呆れたように一つついただけで

なんの返事も返さなかった。
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