Betrayer-ビトレイヤー-~嘘に包まれた気高き彼女~



私は背後を振り返る。


「あんた転校生のくせに、早速男口説いてるわけ?」


「わー、ありえない!超飢えてんじゃん!きもーい」


誰?


同じクラスの女子じゃないことは確か。


私からしてみれば、初対面のくせにこうやって馴れ馴れしく話しかけてくるほうがありえないけど。


「あんたでしょ?1組に来た転校生って」


「だから何?」


私の態度が気に食わなかったのか、女たちの顔が不機嫌なものへと変わる。







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