Betrayer-ビトレイヤー-~嘘に包まれた気高き彼女~



一旦……


亮の唇が彼女から離れる。


薄く開いた目が、互いの表情を捉えた。


「亮……ん」


透き通ったような声……


名前を呼んだ女の口を……亮が再び塞ぐ。


そして、次の瞬間には……


「んんっ」


亮の舌が女の口の中に入れられた。


更に深くなっていく口づけ、甘い時間……


私は残酷にも……







「亮」




その空気を壊した……。








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