Betrayer-ビトレイヤー-~嘘に包まれた気高き彼女~



「ふ~ん。なるほど。んで?亮のことはキレイさっぱり忘れると?」


「・・・」




-放課後。


私は誰もいない教室で京介とふたり、向かい合っていた。


私の過去の事情を知っているのは、全てではないけど彼だけ・・・。


「別に。はじめからキレイさっぱり忘れる気でここには来たの」


京介の問いかけに私はツンとして答える。


「よく言うぜ」


京介は笑った。






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