Betrayer-ビトレイヤー-~嘘に包まれた気高き彼女~



「あんな最低な女に・・・亮は渡さない・・・」


今度はオレが千鶴を壁へと押し付ける。


「亮・・・っ」


不安にさせた・・・


「んっ・・・ん・・・」





オレが今好きなのは・・・千鶴のはずだ。


明日菜に裏切られ、哀しみに暮れていたオレの心を彼女が救ってくれた。


「ん・・・あっ・・・亮・・・」


繊細な、彼女の体に指を這わせる。


オレは静かに目を閉じた。










-ガチャ





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