*僕らの軌跡*



「あ!深兄みてみて!子猫だよ!」



私は 川沿いの道の先を歩く子猫を 見つけて 言った



「ほんとだ!かわいいな」



お兄ちゃんは 笑顔で言った



その時 向かいの方から

トラックが こちらに向かって走ってくるのがわかった



子猫が危ない!と思った私は

「聖菜危ない!」と言ったお兄ちゃんの声に 耳をかさず 駆け出していた





< 21 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop