居眠りさんに伝える言葉。
反射的にそらしてしまう。
彼女の視線が痛いほど感じる。
少し沈黙が流れる。

その状況で先に口を開いたのは彼女だった。

「ね、今、目あったよね」

「え、まぁ、うん」

「だよね、だよね!」

「はぁ・・・」

「いつもこの図書室にいるの?」

「うん・・・」

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