闇を背負い生きてきた

第3

家庭料理なんか知らないし、やってる店なんか知らない。

コイツどうしよう。

足を掴まれたまま考えていた

『お前作れよ』

『どこで』

『お前の家』

⁉︎⁉︎⁉︎

何しにコイツを家に入れなきゃいけないんだ。

『いや無理』

『ヤバい目眩する、、、、』

『、、、』

『いいよ、、行けよ。 お前も俺を見捨てるんだな、、、』

『行けとか言って、、足離してよ』

『無理。指を動かす力もない』

『＿＿＿分かった。 とりあえず起きて』

なんか、ほっとけないコイツを家に連れて行くことにした

『起こせよ。 体が重たくて起きれない』

どんだけワガママなやつなん⁇

手を差し出した

『爪ギラギラで長いのに料理なんか作れるのか⁇』

ネイルしてある指を見ながら手を掴み起き上がったコイツは私よりはるかに背が高かった。

『ちっさ。 お前150ないだろ？』

『失礼なやつ。156あります』

『車呼べよ』

『歩いていける距離だから』

『無理。早く。俺待つの嫌い』

っなんだコイツ。
ワガママな俺様な奴だなー。


とりあえず無視して歩きだしたらブツブツ言いながら後ろから歩いてきた。

< 3 / 9 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop