Kick
疲れた原因は朋稀よ



うとうとしながら考えてた






『と…もき……のバ…』







ふんわり唇に何かが触れた




途切れる意識の中で聞いた言葉





「澪、愛してるよ」





これが夢なのかどうかはわからない





でも確かに聞いたの






朋稀の声で…






そしてまた唇になにかが触れた






それはみなくてもわかる







朋稀の唇だもの




でもなんで?




なんであたしにキスしたんだろう







そしてあたしは深い眠りについた
< 111 / 180 >

この作品をシェア

pagetop