Kick
救急車がきた


あたしも一緒に乗り込む


「あとから追い付くから!」





そういってお兄ちゃんたちとわかれた







どうしてこんなことになったんだろう



だって朋稀はゴール決めたのに



『朋稀…死んじゃいやぁ…!!』




「…み……」



『とも…き?』



手を握ると弱くだがにぎりかえしてくれた







「み…ぉ」



苦しみながらあたしの名前を呼ぶ姿



今でも忘れられないの



だって朋稀はいつも笑顔だったから
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