Kick
あれから一週間



朋稀の容態が急変した







「…み…ぉ」


『朋稀!』



くいっとひっぱられる



気付いたらキスしてた



「あいしてる…ょ…澪」


にかっと笑った


『朋稀ッ…』




「蒼…」


「朋稀」


「澪を…たのむ…俺ッく…!」


朋稀がくるしみはじめた


「『朋稀!』」



「澪を…守りたかった…な」




朋稀の目から一筋の涙がながれた



『朋稀?』


胸が上下してない



『いや…死んじゃやだよ…朋稀…!』








そのあとのことはよく覚えていない


覚えているのは




朋稀の手の温度がつめたくなっていったことだけ
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