Kick
「おはよう澪、涼」


あたしのだぁいすきなお父さんがいた。

『お父さん!帰ってきたんだね!お疲れ〜』


そう、あたしのお父さんは自慢じゃないけどJリーガーなんだ♪

やっぱりいつ見てもかっこいいなぁ…


『澪〜手伝ってぇ〜』

泣きそうな声で叫んでるのはお母さん。


お母さんはちっちゃくて可愛いけど、たまにどっちが母親かわからなくなる…

『はぁい』



久しぶりにみんな揃った食卓。

幸せな一時…だったのに



「おはよーごさいまーす!澪を迎えに来ましたー」

またあいつ…

「お、朋稀か!なんか大人っぽくなったなぁ」


「ありがとうごさいます。長谷部選手こそいつもカッコイイっすよ」

なんて、のんきに話してる…

まぁ昔からなんだかんだで朋稀は一緒にいるからね。
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