蝶鬼姫
これ口実に学校遅刻免れるじゃん!
頭いい! 私頭いい!!!

久々に動かした頭はそんなバカげたことだった

「だ、誰かぁ~…!」

おびえた声で女の子は誰かに助けを呼んでいる


「久々に暴れるか…なーんちゃって」


昔の事を少し思い出した
私はケータイを閉じ、
カバンの中には押し込み、
すでに飲み終わってた
空になった紙パックを近くのゴミ箱に
捨てた

ダっ!と地面を蹴って金髪の男の目の前に立つ
男は驚いて「はえ…?」と間抜けな声を出した


その瞬間男の足にキックをくらわした
そして男は声も出さずに崩れ落ちた
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