蝶鬼姫
男は「ひいっ!」と言って
顔を青ざめて慌てて逃げっていった

こ、この子なにもん…!?

「あ…ありがとございますっ!
なにかお礼をさせてくださいっ!」

私は咄嗟に口を開いた

「あーいいよそんなの~!
…って思ったけど、学校に遅れそうなんだよね~
遅れた口実に このこと使わせてもらっていい?」

私はパッと腕時計を見た
時間は午前7時55分をまわってた
< 18 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop