蝶鬼姫
「ばいばーい!!」

私は走りながら右手を
大きく振った

すると真姫はふふっと笑い
手を振った



真姫が見えなくなったのを
確認し私は走るのをやめた

「ふぅ~!今日も1日疲れた~!」

と独り言か?と疑問を持つような
声を出した

普段はだーれも通らない

人は1人もいない
…ハズだった

「あのさー…なーんでいんの?」

丁度右に細い路地がある
私はそこに目だけを向け
話しかける
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