蝶鬼姫
「…咲夜」

あきらめたかのように
ふらりと出てくる

咲夜が口を開いた

「いや~…唯に友達が
できるなんてね~…」

「だったら何なーに?てか生徒会長が
朝っぱらサボっていいの?」

「だって俺成績いいから授業受けても
意味ないもーん」

と小学生の様に口をとがらす

「この学校…よく咲夜を生徒会長に
しようと思ったね 学級崩壊どころか
学校崩壊だよ」

「まあ俺優秀だし? てかそれは
ひどくねーか?」

…と、くるくると回ったり、ふらふらと
ピエロみたいにこっちを見て
おどけた顔をする

「てゆうか皆知らないのね」
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