幼なじみは魔王様?!

3、届け

は・・・?!











目の前にいる生き物は俺を''魔王,,と呼んだ。













どちらかというと、あいつの方が魔王っぽいが。














黒い髪に赤い目。大きな黒い羽に長い爪。










「ああ・・・やはり記憶も消えてるか。」









記憶・・・?










俺は小さい頃から燐と一緒だった。



記憶はバッチリある。













「魔王様。記憶が無いなんて困りますよ。思い出してくれないと・・・」







悪魔っぽい生き物は誘うような目をして言った。










「記憶・・・は16年分きちんとある。俺は記憶なんて消えてない。」






俺は相手の顔を見ず言った。





なぜか、恐ろしくて顔が見えない。










「魔王様・・・貴方は16年以上生きてるじゃないですか。そうですね・・・150年くらいは生きてますかね?」












・・・?!










こいつは人違いってやつか?




150年って・・・''人間,,はそこまで生きられない。








「お前・・・人違いじゃないか?」





今度はしっかり悪魔を見て言った。










けれど悪魔はにやっと笑いこう言った。










「なら、人違いかどうか確認してみますか?貴方が魔王様では無いなら、貴方とそこの少女は死ぬことでしょう。」










・・・死ぬ?





ちょっと待った!!そんなことしたら・・・











「ジョウトウデハナイカ・・・''クロノス,,ヨ・・・」















・・・?!





今、俺が言った・・・?












「もちろんてすよ。魔王様。今、この俺が、貴方を目覚めさせましょう。」








悪魔・・・クロノス?が言う。

















え・・・俺は、どうすれば・・・













そう思ったが








「ねぇ・・・光魔。私、動けない。どうすればいいの?」






そう言う燐を見ると何かをしなければいけない気がした。















「ふふ・・・やる気ですね。いいでしょう。よし、''カイキ,,出てきなさい。」








クロノスが何か呪文を唱えると、魔法陣が出てくる。










そしてそこから、悪魔が出てきた。









「魔王様、紹介します。この悪魔の名は''カイキ,,貴方を魔界に戻すためだけにつくられました。」




クロノスが悪魔、カイキの紹介をすると、カイキは目を開けた。青い瞳。











「そしてこのカイキが魔王様の相手です。」









よく分からないが・・・














燐を守るため・・・











最大の力で戦う!!
















それよりカイキって・・・聞いたことある名だ・・・
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