守ってダーリン!
現に、乾杯の音頭がかかる前から、お姉ちゃんに話しかけてくる刑事さんたちも何人かいた。
『彼氏がいる』という情報に、みんなショックを受けていたけど。
「それにしても・・・なんか、妙に緊張しちゃうね。」
オレンジジュースを片手に、そわそわしながら玲奈が言う。
私と玲奈とお姉ちゃん以外は、全員刑事というこの会場。
なんとなく3人で固まって、取り分けたサンドイッチを食べていた。
たわいもない話で盛り上がっていると、「倉木さん」と後ろから声をかけられた。
「こんにちは。」
振り向くと、顔見知りになった、市谷さんの上司である相沢さんが立っていた。
初めて一人で彼の面会に訪れたとき、私を追いかけて来てくれた年配の男性だ。
その後も何度か病室で会っている相沢さんは、物腰も柔らかくて、市谷さんと龍平くんの次に話しやすい刑事さんだ。
「あ・・・こんにちは。」
「ほとんど毎日面会に来てくれてたみたいで。ありがとうございます。」
挨拶を返した私に、父親のようにお礼を述べる相沢さん。
ふと、居酒屋の「住みよし」に市谷さんを連れて行った上司というのは、相沢さんなのではないかという思いが過ぎった。
「どうですか。市谷は、普段から優しくしてくれますか?」
「えっ・・・と・・・そ、そうですね・・・。」
(この問いかけは、『彼女』としての答えを求められてるよね?)
『彼氏がいる』という情報に、みんなショックを受けていたけど。
「それにしても・・・なんか、妙に緊張しちゃうね。」
オレンジジュースを片手に、そわそわしながら玲奈が言う。
私と玲奈とお姉ちゃん以外は、全員刑事というこの会場。
なんとなく3人で固まって、取り分けたサンドイッチを食べていた。
たわいもない話で盛り上がっていると、「倉木さん」と後ろから声をかけられた。
「こんにちは。」
振り向くと、顔見知りになった、市谷さんの上司である相沢さんが立っていた。
初めて一人で彼の面会に訪れたとき、私を追いかけて来てくれた年配の男性だ。
その後も何度か病室で会っている相沢さんは、物腰も柔らかくて、市谷さんと龍平くんの次に話しやすい刑事さんだ。
「あ・・・こんにちは。」
「ほとんど毎日面会に来てくれてたみたいで。ありがとうございます。」
挨拶を返した私に、父親のようにお礼を述べる相沢さん。
ふと、居酒屋の「住みよし」に市谷さんを連れて行った上司というのは、相沢さんなのではないかという思いが過ぎった。
「どうですか。市谷は、普段から優しくしてくれますか?」
「えっ・・・と・・・そ、そうですね・・・。」
(この問いかけは、『彼女』としての答えを求められてるよね?)